こんにちは、アレンです!
昨今、いろいろな人がYoutubeやブログなどで英語の勉強方法を発信していますよね。人によって言うことが違うので、どれが正しいのかわからないという方もいらっしゃるのではないのでしょうか?
また、中には英語を話せるようになる方法を知りたいのにもかかわらず「失敗を恐れるな」、「発音を気にするな」、「とにかく話せ」など、マインド面の情報にしか出会えていない人もいるのではないかと思います。
私も学習していた当時は、そういった情報にしか出会うことができず、国内で英語が話せるようになるのは不可能なのではないかと思ったことがあります。しかし、私は交換留学することを目標にしていたため、諦めるわけにはいかず、いろいろな勉強方法を試しつつ試行錯誤を繰り返してきました。
その結果、国内で英語が話せるようになる具体的な方法を見つけ出すことができました。
本記事では、その方法に加えてリーディング、リスニングの伸ばし方など、英語学習全般の効率の良い学習方法をお伝えしていきます。また、実際に使う参考書はこちらの英語力0から英検準1級レベルになるまでに使うべき参考書を紹介という記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。
本記事で紹介する方法だけで、海外で生活したり、海外の大学に留学するのに必要なレベルまで伸ばせますので是非お読みください!
前提
①「楽して話せるようになる」というものではありません。が、そこまでキツくもないです。おそらく一番きついのは単語の暗記です。
②受信能力(読む聞く)をある程度鍛えてから発信能力(話す書く)を鍛えることを推奨しています。
③初学者に目線を合わせています。
④英語学習は復習が大切というスタンスです。
⑤定期試験で赤点ギリギリの中学1年生を、たった1年でセンター試験で8割取れるようにしたという家庭教師の実績があります。
リーディング力を効率的に伸ばす勉強方法
リーディングにおいて重要な能力は英語を英語のまま理解する力です。
英語が得意でない人には、英語を英語のまま理解するということのイメージが湧かないと思うので具体例を出します。次の二つの英文を読んでみてください。
① I love you.
② Unlike other export sectors which make products and then sell them overseas, tourism brings its customers to New Zealand.
おそらく①の文章は翻訳せずとも、英語のまま意味が理解できたと思います。しかし、②の文章を読んだ時には1回読んだ後に和訳を考えた人も多いのではないでしょうか?
「長い英文なんだから当たり前だろ」と思うかもしれませんが、②の文章を①の文章のように、英語のまま理解することができるようになる方法があるのです。
それは、英文の構造や単語の意味を理解した上で、構造を意識し、意味を頭の中で鮮明にイメージしながら何度も音読するという方法です。
初心者の方がいきなり文章単位での音読に取り組むと難しく感じるかもしれないです。ですので下記のように、意味のまとまりで分けて、そのパーツごとに練習して、最終的に1つの文章で音読をするといいかもしれません。
Unlike other export sectors「他の輸出部門とは違って」
which make products「(輸出部門は)製品を作る」
and then sell them overseas「そして海外へ売る」
tourism brings its customers「観光業は(主語)顧客を持ってくる(述語)」
to New Zealand.「ニュージーランドへ」
「音読なんかで本当にリーディング力が上がるのかよ」と思う人は、②の文章を上記のことを意識しながら20回ほど読み、次の日にもう一度読んでみてください。
英文を後ろから訳さずに、頭から理解できる感覚(英文を英文のまま理解する感覚)がわかるはずです。そして、英文のまま理解できる文章を増やしていけば、初見の文章でも頭から理解できるようになっていきます。
注意点として、実際に参考書の長文問題集で音読に取り組む際には、必ず付属のCDの音声に合わせて、発音や抑揚を真似ながら音読してください。
理由は、リスニング力も同時にあげられるからです。詳細はリスニング編でお伝えします。
また、音読の回数についてですが、これといった決まりはありません。スクリプトを見ずに、音声だけを聞いて、英文を100%理解できるようになるまで繰り返してください。
目安としては、私が初学者の頃は、一つの長文につき20回くらい音読するとそのレベルに達していました。現在は3回くらい音読すれば問題ないです。徐々に理解できるようになるまでの回数は減っていきますのでご安心ください。
まとめ
リーディング力を効率的に伸ばす方法をまとめると
「精読(どれが主語で、どれが述語動詞なのか分析し、わからない単語は調べて、文章の意味を掴む)をしたあとに、多読(何度も繰り返し読む)する」
です。あとはどれだけ単語を覚えているかですね。リーディングはこの2つに尽きます。
リスニング力を効率的に伸ばす方法
リスニングにおいて重要な能力は、英語を英語のまま理解する力に加え、音を聞き取る力です(当たり前ですが笑)。
前者の能力はリーディング編で説明した通りです。後者の能力は、発音を鍛えることによって伸ばすことができます。音読をするときに、音源を使って発音や抑揚の真似をするのは、このためです。
また、発音を鍛えるとリスニング力が伸びる理由は、人間は自分の発音できない音は聞き取ることができないためです。要するに、きちんと発音できる音が増えると、聞き取れる音が増えるということです。
さて、リスニングも基本的には音声に合わせて音読すれば順調に伸びていくのですが、その音読にもレベルがあります。リーディングを伸ばすだけであれば、英文のスクリプト(台本)を見ながら、音声と同じスピードで音読できれば十分です。いわゆるオーバーラッピングと呼ばれている手法です。
しかし、リスニングの場合はスクリプトなしで音声と同じスピードで音読できるようになることが理想です。いわゆる、シャドーイングと呼ばれている手法です。
ただ、最初のうちはオーバーラッピングですら大変で、シャドーイングは不可能と感じて挫折してしまうかもしれません。ですので、まずはオーバーラッピングをいろいろな音源でできるようにしてから、シャドーイングに挑みましょう。
また、英語は文字通りに発音されず、リンキング、リダクション、「t」のフラッピングが起きるということを普段から意識していると上達が早いです。具体例は以下です。
リンキング
「Can I have your name? 」が「キャンアイハヴユアネイム」ではなく「キャナイハヴュアネイム 」 というように「n」と「I」が繋がる。
リダクション
「Good day」が「グッドデイ」ではなく「グッデイ」というように「goodの末尾のd」が発音されない。
「t」のフラッピング(アメリカ英語)
「Let it go」が「レットイットゴー」ではなく「レリゴー」というように「t」が「l」の発音(正確には「l」と「d」の間の発音)になる。
これらの音の変化が起きるには一定のルールがあるのですが、そのルールを頭の中に叩き込む必要はありません。ネイティヴが読む音声の真似を続けていれば、そのうち感覚でわかってきます。習うより慣れろというやつですね。
この記事だけではいまいちイメージしづらかったというかたは、youtubeにネイティヴの人が解説してくれている動画がたくさんありますので、そちらを参考にされると良いと思います。
ちなみに私は発音を上達させるために『エルサスピーク』というアプリを使いました。アメリカ英語の発音にはなってしまいますが、アセスメントテストを行うと、ネイティブ度合いを測定してくれて、上手に発音できていないところを抽出してくれます。無料ですのでぜひ試してください。
まとめ
リスニングの勉強方法をまとめると
①オーバーラッピングをたくさんして発音をネイティヴに近づける。
②オーバーラッピングだけでは鍛えきれない発音を、アプリを使いつつ、さらに矯正する
③シャドーイングできる英文を増やしていく
です。あとは洋楽を歌うのも(歌詞の意味は考えなくてOK)発音を上達させるのに良い手法ですので、お風呂に入ってる時にでも試してみてください。
スピーキングの効率的な勉強方法
スピーキングにおいて重要な能力は、瞬時に英文を作る力です。この瞬時に英文を作る力を鍛えるためには、とにかくアウトプットするしかありません。
最初はできなくてもいいので、とにかく喋るんです。独り言でも、オンライン英会話でも、留学でもいいので、とにかく話してください。スピーキングの勉強方法は以上です。
なんてことは言いません(笑)。
ですが、スピーキングの勉強法をこのように紹介している人もいますよね。「とにかくアウトプットすれば、いずれ話せるようになる」というのは間違いではないです。だからこそ、多くの人がこの勉強方法を推奨するのだと思います。
しかし、この方法では初級者から脱して中級者になるまでにかなり時間がかかるうえに、全然話せないもどかしさもあり、かなりしんどいです。
そこで、初級者からいち早く脱して中級者になるための勉強法をお伝えします。なお、ここでの中級者とは、ネイティヴのようには話せないけど、自分の考えを論理的に、文法を正しく使って伝えられるレベルを想定しています。
中級者になるために私が推奨する方法は、英語を文章レベルでインプット(暗記)することです。
よく初心者にありがちなのが、「単語でしか返せない」ということです。これは単語レベルでしかインプットされていないからです。
インプットされていないもの(文章)をアウトプットしろというのは無理な話です。そのため、文章レベルでのインプットをするのです。
また文章をインプットする際に重要なのは、文法の構造を理解した上で覚えることです。「なぜその英訳になるのか」を理解していないと意味がありません。
文章レベルでのインプットをする目的は、「文法を理解している」というレベルから「文法を使える」というレベルまで引き上げるためなので、闇雲に文章だけ覚えても効果は薄いということです
だからこそ、まず最初に受信能力を鍛えて、文法構造を理解する土台を築くのです。
良質な英文をインプットした後には、自分の考えていることを英文するに力がつきます。
そしてそのあとは、独り言でもオンライン英会話でもいいので、アウトプットを繰り返し、英文を作るまでのスピードを速くしましょう。
ちなみに私は、英文にするものが思いつかないということが多々あったので、youtubeやテレビなどを見ているときに、出演者の話した内容を頭の中で英語に翻訳していました。
まとめ
スピーキングの勉強方法をまとめると
文章をインプットした後に、アウトプットを重ねて表現の幅を広げる
です。今までの勉強方法で結果が出ていない人は、ぜひ文章をインプットするというステップを踏んでみてください。
またライティングにつきましては、スピーキングとほとんど一緒です。上記のことに加えて、エッセイを丸ごと暗記すると、きちんとしたエッセイの形で書けるようになり、論理的な文章を展開できるようになります。
効率的な英単語の覚え方
文章の中で覚える英単語帳などもありますが、私は1つ1つ赤シートで隠して覚えるシンプルな手法をおすすめします。
1度で覚えようとせず、何度も繰り返し単語を見ることが大切です。
①1日に覚える個数を決めて覚える
②前日に覚えたものを復讐する
③3日後にもう一度復習し、忘れていたものにチェックをいれる
④1周終えたら、チェックのついてるものを同様にして覚える
古典的ではありますが、これが一番効率がいいと思います。
また、発音記号を覚えているのであればCDを使わなくてもいいです。
まとめ
以上が効率の良い英語の学習方法です。
この勉強方法に則って勉強を継続すれば必ず成果が出ます。
長期間オンライン英会話をやっているけど、英語力が伸びないという方は、騙されたと思って取り組んでみてください!
また、この勉強法に合わせた参考書につきましてはこちらの英語力0から英検準1級レベルになるまでに使うべき参考書を紹介という記事で紹介していますので合わせてご覧下さい!